受験期直前の親の心構えについて

受験

受験期に必要な親の考え方

11月になりましたね。早いもので今年も残すところ2か月となりました。気温も下がってきていよいよ冬本番という感じになってまいりました。

さて、冬本番と言えば皆さん何を思い浮かべられたでしょうか?クリスマス?お正月?スキー旅行?いろいろあると思いますが、それらを思い浮かべた方は既に前向きな思考をお持ちなので本記事を読んでいただく意味は薄いかもしれません。ごめんなさい🙇

冬と言えば受験シーズンでもあります!読者の皆さんの周りにも受験生の方がいらっしゃるのではないでしょうか?この記事を見ていただいているのは、もしかしたら受験生本人かもしれません。この時期我が子にどう接したらいいかお悩みの親御さんかもしれません。

そこで、本記事では受験期を迎えた受験生とその親御さんがお互いにどのように接すればよいのかを大学受験指導経験のある管理人がお伝えしていきたいと思います。「考え方一つ」で苦しいと思える状況から抜け出せるきっかけになれば幸いです。

受験生を持つ親の悩み3つ

さて、まずは受験生を我が子に持つ親御さんの心構えから考えていくことにしましょう。おおよその親御さんの悩みのタネは以下の3点ではないでしょうか?

  1. うちの子、勉強はしているみたいだけど成績が伸びない
  2. うちの子、全然勉強しないんだけどどう声掛けしていいかわからない
  3. 親としてどう協力してあげればいいのかわからない

さらに細かく分類することもできますが、ここではこの3つのパターンについて対処法を見ていきましょう。

うちの子、勉強はしているみたいだけど成績が伸びない

受験生の親御さんが最も多く抱える悩みNo.1がこれです。勉強しているのはわかっているからこそ、目標としているレベルまで成績が上がっていかず受験生本人も辛いのですが親御さんも辛いというパターンです。しかし、辛い状況に耐えかねて「もっと頑張って勉強しなさい!」と言うと「これ以上頑張れって言うの!?」と反発を受けること必至なので、声掛けも難しいのが悩ましいんですよね。

このパターンの対処法としては、努力の方向性が間違っていないかを受験指導の専門家にチェックしてもらうことをお薦めします。具体的には、今取り組んでいる学習の内容と志望校をセットにして学校の先生(または塾の先生)に相談することです。彼らは受験の専門家ですので、現在取り組んでいる学習内容が志望校合格に直結しているのかを判定してくれます。その上で軌道修正が必要なら、それも含めて指導をしてくれますよ。進んでいる道が間違っていないことを確信できれば、親子共々自信を持って歩いて行けることでしょう。

うちの子、全然勉強しないんだけどどう声掛けしていいかわからない

次に悩ましいパターンがこれ。親御さんからよく相談を受けるパターンの代表格です。スマホをいじったり、漫画を読んだり、急に部屋の掃除を始めたり、とにかく集中が続かずに勉強量が不足してしまうのです。このパターンでは親から「集中して勉強しなさい!」と言われると渋々やり始めるのですが、少し経つとダラダラしてしまうことがほとんどです。

このパターンの対処法としては、勉強を習慣化してしまうことが挙げられます。具体的には、1日のうち何時から何時までは何の科目をすると決めること。そして、人目があるところで勉強をすることです。家のリビングや居間でいいですし、ご両親が不在の時間は学校や塾の自習室、近隣の図書館などで勉強をするようにしてもよいでしょう。同年代ぐらいの学生が勉強している姿を見ると「自分もやらなきゃ!」という気持ちになるものです。

親としてどう協力してあげればいいのかわからない

最後のパターンは人によって様々な形があると思われます。これまでに紹介した2つのパターンに当てはまる場合もあるでしょうし、それ以外のパターンかもしれません。最後は受験生の親として守って欲しい家庭の習慣5つをご紹介します。

  1. 一緒に朝ご飯を食べること
  2. 何か1つでも家事をさせること
  3. 毎日同じ時間に風呂に入らせること
  4. 勉強に口出ししないこと
  5. 夫婦仲を良くすること

親に守って欲しい習慣5選

一緒に朝ご飯を食べること

一日の生活リズムを整えると同時に家族内でのコミュニケーションの時間を確保します。

何か1つでも家事をさせること

受験生だからといって家事を手伝わせないよう配慮する必要はありません。むしろ、家族内での役割を全うすることで考える力と自信が身につきます。

毎日同じ時間に風呂に入らせること

生活リズムの乱れは学習の習慣化の敵です。体調管理の面でも同じ時間にお風呂に入り、同じ時間に就寝することが重要です。

勉強に口出ししないこと

これがなかなか難しいかもしれません。ですが、子どもが頑張っている姿を常に見守ってあげられるのは家族だけなのです。グッと堪えて花開く時を待ちましょう。

夫婦仲を良くすること

ピリピリしがちなご家庭では受験生が安心して勉強に専念できません。ただでさえ受験勉強で大変な時期にご両親が喧嘩していては受かるものも受かりません。夫婦でしっかりとタッグを組んでお子さんを支えてあげてください。

いかがでしたか?ここまで、受験生を持つ親の心構えと守って欲しい家庭の習慣についてお話ししました。今までの接し方で紹介したものとは反対のNG行動をしてしまっていたという親御さんもおられると思います(管理人が見てきた中では結構な割合でありました)。ですが、心配は無用です。本記事をお読みいただいた貴方は受験生に接する態度が身についたはず。受験が終わってしまう前に知れてラッキー!と思って、ここから変えていけば良いのです。何事も考え方一つで変えられるのです。

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました