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追突事故の原因
兵庫県の加古川市で自動車6台が絡む玉突き事故があったというニュースを目にしました。私も自動車の運転をするドライバーの一人として他人事とは思えません。一瞬の不注意や判断ミスで自分が加害者になってしまうかもしれないし、被害者になってしまうかもしれない。運転中は運転に集中して、安全運転を心がけるという初心を忘れないようにしたいものですね。
そうは言っても、「何か対策しておけることはないだろうか?」と不安になってしまいますよね。そこで、本記事では追突事故の原因とその対策について見ていきたいと思います。
脇見運転・よそ見運転
やってしまいがちな事故原因No.1!
脇見運転やよそ見運転では、運転中に違うことに気を取られ前方から視線を外してしまったことで事故が起こります。では、なぜ脇見やよそ見運転をしてしまうのでしょうか?
主な理由として挙げられるのが「同乗者との会話」です。彼女とドライブデートに出掛けて海岸線を走っているとき「すごい景色!」などと言われ、つい視線を海に向けた途端に追突してしまったのでは目も当てられません。雰囲気も台無しになってしまいます。しっかりと前方を注視して運転を続けましょう。

また、不慣れな道でカーナビを操作しながら走ったり、ペットボトルやアクセサリーを落とした際に拾おうとして視線を外してしまうケースもあるようです。そのような場合は一旦どこかに退避して安全を確保してから拾いましょう。車外に転がって行くわけではないのですから慌てる必要はないのです。ともかく落ち着きましょう。
脇見運転やよそ見運転は道路交通法第70条による「安全運転の義務」に違反するもので前方不注意の一種に当たり、追突事故の原因となります。特に近年では運転中のスマートフォンの操作による事故が増加しており、2019年12月より厳罰化されています。景色を見ていなかったことを彼女に怒られたら、「君(の安全)を守ることが一番だったから」と気障なセリフを吐いておけば許してもらえるはず!(彼女の)安全第一です!
動静不注視
続いての事故原因は見慣れない言葉ですね?難しい言葉で表現されていますが、私たちがよく使う表現に直すと「~だろう運転」ですね。「あ、それか!」となったあなたは要注意かもしれませんよ!
事故の原因として主に挙げられるのは、「急停止はしないだろう」、「減速しないだろう」という思い込みが原因で、事故の相手を認識はできていたのに衝突を回避できないケースがよく見られます。
例えば、前方の車が左折する際に「停止せずにそのまま曲がるだろう」と思い込んで減速せずに車間距離を詰めてしまった結果、前方車が停止したため止まり切れず追突、などというケースは非常に多いんです。
なので、普段から「~だろう運転」になっているかもと思い当たる人は「~かも知れない運転」を心がけましょう。「前方車が急停止するかも知れない」、「左折車が停止するかも知れない」と予測しておけば、衝突は回避できるはずです。「そんなに怯えながら運転するなんて嫌だな」と思われるかも知れませんが、「自動車は容易く人の命を奪ってしまうことのある凶器」でもあることを忘れてはいけません。むしろ、運転する人は心のどこかで少し怯えているぐらいが正常なんです。ベテランドライバーでも関係ありません。その気持ちが安全運転に繋がるんです。

漫然運転
これは何となくわかりますよね。漫然運転とは「ぼんやりと考え事をしながら運転すること」です。免許をとって間もない方や、普段からあまり運転されない方、運転をすることに緊張される方がこの運転をしやすい傾向にあります。
原因として、前方を向いているのにぼんやり考え事をしていることで、車や歩行者に気づかず事故を起こしてしまうというケースが多く見られます。「前を見ているようで実は見ていない」という状況で物理的にはハンドルをしっかり握り前方を見て運転しているのに注意力や集中力が散漫であるため、「見た目は脇見をしていないが意識は脇見をしているのと変わりません」。これは危険ですね。
対策としては、「悩み事があるときは車の運転をしない」、「助手席には運転に慣れた人に乗ってもらう」などが考えられるでしょうか。「それじゃ日常生活が送れないよ!」という方は、ぼんやりと考え事に向かってしまう意識を引き戻す動作を決めておいてはいかがでしょうか?運転中は「ミントガムを噛んで頭をスッキリさせる」とか「信号で止まったときに頬を両手で叩く」など、思考を中断させる動作も効果的ですよ。とにかく意識を思考の迷宮に行かせてはなりません。何としても引き戻しましょう。
速度超過・車間距離不足
他に挙げられるのは速度超過・車間距離不足です。これは分かりやすいですね。前方車の停止や減速をしたときに、対応が間に合わずに追突してしまうケースです。さらに、普段から車間距離を詰めてしまう人だと危険性はさらに上がります。
例えば、制限速度50km/hの道路をあなたが60km/hで走っているとしましょう。

この前提だと停止するまでにどれぐらい余計に進むのでしょうか。

結論としては以上のように、約10mも余計に進んでしまうことになります。60km/hでの走行時の車間距離はおよそ30~40mが適切だとされていますので、車間距離がそれ以下になりがちな人は特に気をつけてください。
「そんなこと言われても目測では無理だよ」、と言うあなたには2秒ルール(時間で測る方法)がおススメ!やり方は簡単。前の車が電柱や標識などの目印を通過したら「ゼロイチ、ゼロニ」と数え、自分の車がその目印を通過するまでに2秒以上かかっていれば安全です。これを使って適切な車間距離を保ちましょう。ただし、路面が濡れていたり、凍結している場合はこれ以上の制動距離が必要になるので過信はしないようにしてください。
まとめ
ここまで自動車の追突事故の原因と、その対策について見てきましたが、いかがでしたでしょうか?自動車を運転される方は自分がどれかのパターンに当てはまっていないかを振り返ってみてください。誰も事故を起こそうと思って運転している訳ではないと思います。しかし、現実に交通事故は毎日のように起こっています。事故を起こさないために自分には何ができるのだろうか。本記事が、すべてのドライバーの皆さんにとってそのことを考えるきっかけになれば幸いです。
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